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【福岡】MRI検査でわかることとは?脳・体の異常を早期発見する重要性

MRI検査は、脳や体のさまざまな部位の異常を早期に発見するための重要な検査です。
放射線を使用せず、体に優しい方法で高精細な画像を取得できるのが特徴です。
特に、脳梗塞やがんのような重大な疾患の診断に役立ちます。
この記事では、MRI検査でわかること、受けるメリット、CT検査との違いについて詳しく解説します。
検査を検討している方や健康が気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

1. MRI検査とは

MRIは「磁気共鳴画像撮影法」の略称で、正式には「Magnetic(磁気) Resonance(共鳴) Imaging(画像)」と呼ばれます。
この検査では、トンネル型の装置を使用し、強力な磁場を発生させた中で特定の周波数の電波を照射します。
これにより体内の水素原子が移動します。照射を止めると、水や脂肪などの組織が元の位置に戻る動きを検出し、それを画像として取得します。
こうして得られた画像から、脳梗塞などの異常を発見するのがMRI検査です。

3. MRIで分かること

3.1. 頭部

脳卒中のリスクや脳血管疾患など、脳の異常を確認します。

3.2. 脊髄・脊椎

椎間板ヘルニアや脊髄損傷など、背骨や神経に関連する疾患を診断します。

3.3. 四肢の骨や関節

関節炎や靭帯の損傷をはじめ、運動器官のトラブルを調べる際に有効です。

3.4. 腹腔内臓器

肝臓、胆嚢、膵臓の異常を検出し、がんや炎症性疾患の早期発見に役立ちます。

3.5. 骨盤内臓器

子宮や卵巣のMRI検査では子宮がんや卵巣がん、前立腺のMRI検査では前立腺がんの診断に役立ちます。

さらに、人間ドックでは頭部、乳房、腹部、骨盤など、自身が気になる部位を選んでMRI検査を受けることが可能です。
これにより、体調管理や健康維持に役立てることができます。

4. どんな時に受けるべき?

4.1. 他の検査で異常が見つかった場合

超音波検査やX線CT検査で異常が確認された場合に、その詳細な状態をさらに調べるためにMRI検査が行われることがよくあります。

4.2. 診断済みの病気の経過観察

例えば、がんの広がりや転移の状況、脳卒中後の回復具合などを正確に把握することができます。

4.3. 疾患が疑われる症状がある場合

症状から特定の疾患が疑われる場合には、その診断を確定するためにMRI検査が行われます。

5. MRI検査を受けるメリット

MRI検査は、他の画像診断検査にはない以下のような特長があります。

5.1. 放射線による被ばくがない

MRI検査は、放射線を使用しないため、身体に負担をかけることなく断面画像を撮影できます。
特に、妊娠中の方や定期的に検査を受ける必要がある場合に適しています。

5.2. 造影剤を使わずに血管の画像を取得できる

MRI検査では脳の血管や胆管などを撮影する際に造影剤を使用しなくても高精度な画像が得られます。

5.3. 骨による画像の乱れが少ない

頭部や脊椎、関節など骨に囲まれた部位でも詳細な画像が得られます。
神経や筋肉の状態を正確に把握したい場合に特に有効です。

6. MRI検査で病気を早期発見しよう

MRI検査は、脳や体の異常を早期に発見し、適切な治療や予防へと導く大切な手段です。
特に、脳梗塞やがんの早期発見、病気の進行状況の確認に効果的です。
不安や気になる症状がある方は、ぜひ医療機関での受診を検討し、健康な日常を維持するための一歩を踏み出しましょう。

福岡市東区かしい駅前内科・脳神経クリニック

福岡市東区かしい駅前内科・脳神経クリニックは、「脳専門のホームドクター」として、地域の皆さまに寄り添い、信頼される存在を目指しています。
一般的な内科診療から神経難病まで幅広く対応し、予防にも力を入れた丁寧な診療を行っています。
体の不調で悩んでおり、どこに相談したらいいか分からないという方は、ぜひ当院へお越しください。

かしい駅前内科・脳神経クリニック
TEL:092-674-3336
住所:〒813-0013 福岡市東区香椎駅前2-15-10-1F

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